赤足

キャッツの赤足のレビュー・感想・評価

キャッツ(2019年製作の映画)
2.0
クソ映画愛好家だからこそ、愛すべき映画だからこそ言えることがある。それがこの映画CATSだ!

最初から最後まで終始置いてきぼり感をくらい、一切感情がいや、どう感情移入していいのかさえ分からずに、死んだ魚の目で( ゚д゚)ポカーンっとトリップしたPVを矢継ぎ早で見せられてる感覚で!

I am GOD'S CHILD
この腐敗した世界に堕とされた
How do I live on such a field?
こんなもののために生まれたんじゃない

ワイはこんな映画を見るために生まれできたわけじゃないと、鬼塚ちひろの月光がBGMで流れこんでくるかの如く

トリップした狂気のクリーチャー共の発情期ですか?この野郎の盛りに盛った世界をたれ流され俺は何を見させられてるんだ?映画を見に来たんだよな!?っと自問自答に苦悩させられ

続々と登場し異彩を放つCATS達に戸惑いを隠しきれずも、人間とはすごいもので苦痛であった序盤から後半になるとあら、不思議この映画に対する精神的、人体的への防衛本能からか免疫システムが働き抗体を作りだしこの映画へと慣れが生まれたのである!!

しかし感動的なシーンでもあの化物姿で歌われるとどうしても、リアルポンキッキを彷彿とさせられるほどのシュールぷりさは久しぶりにクソ映画愛好家の斜め上を行く怪作?問題作であり。素晴らしいとさえワイの心を震わせ

ダメなところ以外ではダンスと歌と映像が豪華という点がある意味化学反応を引き起こし、例えるならば高級食材にとんでもない調味料をドバドバと混ぜ合わせ、焚き火で10時間くらいに放置して真っ黒焦げにしたかのような料理の味。

兎に角、とでもなくぶっ飛んでおり、シラフでは見てはいけない映画と諭させられ、麻薬か酒にドブ漬かりでトリップしてハイになるとちょうどいい塩梅の様な気がし!ここ10年でもお目にかかることが出来るか出来ないか作品であった。賛否あるだろうが、言えるのはこの映画を見た人だけが批判も絶賛も唱えれるという事であり。このレビューを信じるか信じないか見るか見ないかはアナタ次第である!

ここまで書いておいてなんだが、本作を否定するつもりは一切なく、逆にクソ映画愛好家としては相当に楽しく観させて貰えたことに感謝している。良くも悪くも見る人を選ぶ作品である。
赤足

赤足