そう結局ピクサーもディズニーに

キャッツのそう結局ピクサーもディズニーにのレビュー・感想・評価

キャッツ(2019年製作の映画)
3.9
2020年 14本目

軒並み評価の低い今作にこの点数を付ける私はきっと変人なんだろうなぁ。
悪い点も多々ありましたが、あえて良い面に目を向けました。

中身の無いストーリーですが、
これはそもそも舞台自体がそうなので、そこは評価対象から除外。
猫に扮したキャスト達のパフォーマンスは見応えありました。
ジェニファーハドソンは、やはり言葉にならないほど圧巻。一瞬で館内の雰囲気を変えた気さえした。
フランチェスカヘイワードさんの魅力には並々ならぬものを感じる。言うなればもっとパーソナルな部分を期待したのも事実。

淡々と進みすぎて抑揚の無さが浮き彫りになりましたが、それでも一つ一つのパフォーマンスは美しかった。

今作の子供騙しともとれる内容は、
空想上の”メルヘン”ということで片付けておきたい。
ただ、舞台ものをあえて映画にしたのだから、それなりに分かりやすいメッセージ性を伝える描写が欲しかった。
最後のアレではなくてね。