ほいほい

10万分の1のほいほいのレビュー・感想・評価

10万分の1(2020年製作の映画)
3.0
セカチューから始まる美少女が難病にかかってしまう悲劇シリーズ。

筋萎縮性側索硬化症、別名ALS。
僕は医療者なのでもちろん病態も症状もすぐ分かります。
が、やっぱり王道の癌とは違い病気を理解するのに時間がかかる。
これが難点でしたね。

ALSとは、主に脊髄と脳の運動神経が変性し、脱落するために起こるものです。その結果、手が握れなくなる、舌がしわしわになって呂律が回りにくい、飲み込みにくい、立ち上がりにくい、歩きにくいなどという症状から始まり、徐々に手足が痩せていくことになります。

動けなくなり話せなくなりご飯も食べられなくなる。
だが、主に運動神経がダメになるだけで感覚や知覚は生きている場合が多い。
思考力や意識はあるから、タチが悪い。

考えられるのに何もできない。

こんなに辛いことってないんじゃないか。

映画どうこうよりも症状を遅らせる以外に何かないのかな?と考えてしまいました。

難しいから難病と呼称される訳ですが…。

段々と出来ることが少なくなり、やがては呼吸すらも出来なくなってしまうという過酷さを表現するのも難しかった模様。

病気を理解させるのってホント難しい。
見た目の派手さで骨折するとすぐ心配されるけど、骨はすぐくっつきますから…。

僕も今年の頭に骨折したけどすぐ治りましたから。笑
内部障害は見た目にも判断できにくいし、ヘルプマークぶら下げるしかないんですよねぇ現状では。
ほいほい

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