ふじこ

ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷のふじこのネタバレレビュー・内容・結末

3.1

このレビューはネタバレを含みます

真面目な映画を続けて観たので、ホラーで一息。
呪怨の海外リメイク1~3を視聴済み、これは新たな海外リメイクとの事。

ただまぁ…呪怨か?っていうと、言うほど呪怨じゃない。
始まりは確かに”例の家”でヘルパーみたいな事やってた外国の方が帰国して始まるんだけども、呪怨が何か、って考えると 呪いすぎだろ~~ってなるあの一家と、ここぞ!って時に這ってくるアレかなぁ、と思うと。
呪怨…うーん、過去作には俊夫がチラッと散歩してる程度に映ってるだけで名乗ってるのもあるし、良いか。
あの家族、冒頭でごみ袋の中でガサガサやってただけだった気がするけど。


で、”例の家”でなんか見ちゃった気がする女性は帰国、家族との再会の喜びも束の間、早速殺害して自殺する。その家を巡る呪いの連鎖と、ある日見つかった冬の間閉鎖されていた道路に放置された事故車、その中にあった女性の干乾びた遺体。
それを捜査する2人の刑事と、過去にあの家に踏み込んでから様子がおかしくなってしまった自殺した刑事。
一家心中の家に引っ越してきた老夫婦と、お手伝いに来た女性、そしてその事件のあった家の売買契約のために出入りするピーターとニーナ夫妻。

これらの登場人物が入れ代わり立ち代わり ヒエーッてなる。完全に独立したように描いていた本編よりは地続きだけれど、一応 これがこうで、この家がこう…って思ってないと最後のオチが勿体ない。

すっかり呪われちゃった主人公の女刑事が呪われた家に火をつけて やったぜ… となるものの、心機一転引っ越した先の家で抱き締めた息子の声が離れた場所から…。
引っ越した家は燃やした家に出入りしていた不動産業者で、妻を殺して自殺したピーター夫妻の家だった、って終わり。

うーーーん、面白かったかって言うとそうでもないんだよなあ…。
次々と呪われてますねぇ…って見守ってるだけって言うか…。頭が乗っ取られちゃったみたいな刑事のエピソードがなかったら危なかった。
ホラーとしてのクオリティと、呪怨の呪いが連鎖するってので中途半端になっちゃったみたいな感じ。勿体ないなー

これで観てない呪怨は終わりの始まりとファイナルの2本、ドラマ1本か…。

あ、途中一瞬名前のでる日本人刑事ってアレだよな…どれかに出てたやたら英語が堪能なガッチリ系刑事さんだよな。
ふじこ

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