きみと、波にのれたらの矢吹健を称える会のネタバレレビュー・内容・結末

　この手の恋愛映画で「実は過去に繋がりがあった」系の描写ってわりと冷めるんですけど（あと必要かその設定、とか思いましたけど）でも本当泣きましたね。「触れたいけど触れられない」という『ゴースト』のような描写に弱いもので……じぇねｒナントカの曲をふたりでデュエットする前後のキャッキャッウフフぶりは、雅やかな言葉遣いに定評のある私の口から「チョケとんかコラ」「イワすぞ」など数十種類の罵倒が自然にこぼれおちるほど腹立たしいものでしたが、このあたりの描写も後に活きてくるわけで、まあ致し方なし。湯浅監督らしいぶっ飛んだアニメ描写としては「タワー状の建物をドーナツ状の水柱がもりもり上がっていく」というクライマックスの珍描写がナイス。そこからのサーフィンも目を瞠る。