ぴのした

バード・ボックスのぴのしたのレビュー・感想・評価

バード・ボックス(2018年製作の映画)
3.6
Netflix入りました。まずはネトフリの代名詞となっているこの作品から。

『クワイエットプレイス』『ミスト』『ブラインドネス』と同じ系統で、完成度もそれと同じくらいか少し低いくらい。

得体の知れない「それ」によって文明が崩壊した世界。「それ」を見た人は自殺してしまうか、狂人になって他人に「それ」を見せようと躍起になる。生き残った人々は目隠しをして生きるほかなく…。

ここまで聞くと、「ははーんクワイエットプレイスの視覚版ね」という感じだけど、今回は家族だけの世界になるまでの過程に結構尺が取られていて面白かった。

前半の、避難した人たちが仲良く時にはギクシャクしながら暮らす一連の場面は、映画というよりも海外ドラマっぽい面白さがあった。

後半の、家族3人が森を逃げ惑うシーンは緊張感があって映画っぽさはあったが、今回はクワイエットプレイスみたいに敵さんが可視化されないので派手さがない。

というか敵さんの正体が分からずじまいで、世界を救えるフラグもないまま終わるってところに消化不良感は残るよね。やはり前半が好きだったな。