にゃんこむ

バード・ボックスのにゃんこむのレビュー・感想・評価

バード・ボックス(2018年製作の映画)
3.8
ネットフリックスのオリジナル作品の中ではかなり好き。
見たら発狂する謎の存在が取り巻く世界で、子供二人を抱えたマロリー(サンドラ・ブロック)が安息の地を目指すお話。

オチが落ちてないという評価が多いのですね。
私もSFでネタバラシがされていないと、何だよ結局謎じゃんか……と思うことが多いのですが、この作品の場合はわからないままで良かったと思います。
むしろバードボックスというタイトルの意味がラストでわかるので好き。
ネトフリでも『カムガール』の方は「正体を暴いてやる!」と行動していた割には不完全燃焼な終り方だったので気になりました。

早々に正体がわかってしまうのも怖さが薄れてしまいますし、「家の中(いわば結界の内側)には入れない」のと、「相手を直接傷つけることが出来ない」というのも、実態のあるモンスターというより怪異に近い。
「何者かわからないこそ怖い」というのはホラー的にアリかなぁと思いました。




SCPに出てきそうだと思ったのでおまけ。
一回書いてみたかった!
(軽いネタバレあり)
↓↓↓

アイテム番号: SCP-xxx

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル:SCP-xxxと接する場合は、必ず目を閉じるか目隠しをしなければなりません。 SCP-xxxを目視することは禁止されています。現在SCP-xxxの収容プロトコルは確立できていません。SCP-xxxの発生、収束に関しては不明ですが、SCP-xxxの発生した地域から波及して発生することがわかっています。またSCP-xxxは屋内や車内など囲まれた場所には侵入できない性質を持っていることがわかっています。

説明: SCP-xxxが最初に確認されたのはルーマニアです。それからヨーロッパ、シベリアへと波及しその後、世界中で発生が確認されるようになりました。SCP-xxxの素性は未だ不明です。SCP-xxxは自らの存在を目視させるよう幻聴を使い誘惑するか、SCP-xxxに精神汚染された人間よる直接的な干渉が確認されています。SCP-xxxは精神感染されていない人間に直接危害を加えることはできません。
SCP-xxxを目視すると精神汚染が開始され、自害を試みるか、まだSCP-xxxに精神汚染されていない人間をSCP-xxxに曝露させるよう行動します。いずれにせよSCP-xxxを崇拝するような発言が見られます。
また、SCP-xxxによる精神汚染を受けた人間はは瞳が濁った深緑色になることが確認されています。SCP-xxxに精神汚染された兆候を発見した場合は、直ちに職員へ報告の上、拘束して下さい。

SCP-xxxが近くに居る場合鳥類が異常飛行を繰り返すため、SCP-xxxの存在が予見される場所には、鳥類を携帯しSCP-xxxの存在を早めに感知するのが望ましいです。
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