Moondog lives life by his own rules
お下劣ポエマーじいさんの不節操で無秩序な人生の転落からの立て直し。人生において大切にするものは人それぞれ違うけど、この作品はある意味で自分の人生ってこれでいいんだっけ？というのを再確認させられた。自分の好きなこと、楽しいことだけをやって生きていける人間が世界にどれだけいるだろうか。彼はそういう意味だと稀有な存在で、安定した生活なんてクソ喰らえ、一瞬一瞬の楽しみのために生きてやれというマイルールに則って生きている。
ムーンドッグはかつては成功をおさめたポエマーで名声もあったが、ドラッグ、女、酒、詐欺などに溺れて、かつて得た莫大な富を散財し、創作活動なんかしようとしない。ただひたすらぐうたらし、空虚な自分の言葉をなんでも詩だと言いふらして回る都合の良い男だった。そんな彼に思いがけない悲劇が襲い、財産没収の危機に陥る。真面目で気の優しい人から先に死んでいくというけど彼のような不真面目でずうずいしい人は生命力が強い。それを体現したような話だった。
これは率直に万人受けする内容ではないなということは開始数分でわかりました。。(本国アメリカでも評価は低めのよう、)私は好きでしたがムーンドッグ(ポエマーじいさん)のやることなすことが終始お下品で上品さのカケラもないので倫理観高めの方には要注意😅
なんでもそっち系の話に持っていくところでイライラ笑 結婚式で娘の花婿のことフニャ○ン呼ばわりするのかわいそうすぎた、、
ある日自分の家に帰って「こんなに金持ちだっていうこと忘れてたよ」なんて一度でいいから言ってみたい。。
