まず前提から言うと、私の中でスコセッシは神だし、マーティ×ボブのコンビ作は全作見ているし、本当に心の底から大好き。
そうなの。そうなんだけどね、これは、ちょっと長すぎます。残念なことに私の感想はそれに尽きてしまう・・・物理的な長さと言うより、作品の間延び感がとてもとても気になります。
20年代前後の音楽もいいし、時代と文化にあった衣装もセットも素晴らしいし、この話の舞台も全く知らなかったので興味深くてよかった。
デニーロの一見めっちゃ優しいのに実はめちゃくちゃ怖い人設定（いつも通り）と、ディカプリオの浅はかだけど一生懸命なおバカキャラ設定がすごく面白かった。リリーグラッドストーンは初めて見たけど、演技が素晴らしかった。
いいところは語り尽くせないくらいたくさんあるんだけど、そのシーン本当に必要か考えてみた？と聞きたくなるシーンがあまりに多く、もっとたくさんの人に見てほしいのにもったいなさをすごく感じる。
そして、最近の映画にありがちな最後全部説明しちゃうお決まりのエンディング。FBI長官劇場・・・フーバーが好きなのはわかるけど、ちょっとやめて欲しかった。黒背景に白文字でその後の彼らについてテキストで書いてくれれば1分でよかったよ。ごめんねマーティ。
観ようか迷ってる人は、とりあえず配信でGoodfellasを観てほしい。
