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戦場のピアニストのYのレビュー・感想・評価

戦場のピアニスト(2002年製作の映画)
4.0
映画『戦場のピアニスト』
ワルシャワ旅行の前に観るつもりだったのに、ゲットーのシーンが辛すぎて5分見て止めるを繰り返して一時停止。ワルシャワ蜂起を学んだいまもっとあの街で起きたことを知りたくなって意を決してやっと観終わった。
とにかく辛かった。
監督のポランスキー自身もクラクフのゲットーから逃げた人。お母さんとおばあさんが絶滅収容所に移送され亡くなっている。
この映画の小さな描写の一つ一つに自分が見たものがと投影されてるんじゃないかな。
運命に翻弄されるシュピルマンは毎日お腹をすかしていて、寒くて、とにかく今日という日を必死に生き延びる中で、
彼が窓越しに見たものから、ワルシャワで起こっていたことが次々にわかってくる。
映画の構成として見事だとと思う。
しかしほんとに辛い。
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