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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンの小本のレビュー・感想・評価

3.9
3時間の長さに怯んだが、蓋を開けたら全くダレずに観れてすべてのシーンが面白かったことに驚く。主演の二人の演技はさることながら、ヒロインの顔と声、サブの白人殺し屋達の顔と声、佇まい、それらの味わい深さが桁違いで、物語の筋とかいいからもっと見たい!みたいな気になった。
話自体は単調で、特別驚きもないけれどインスリンを巡るディカプリオの逡巡はドラマチックだ。多様な解釈を許しつつ、彼を裁くようなラストと、実録エンタメとしてステージオチにした大胆さに痺れた。
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