あ

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンのあのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。
この長さで飽きさせないのはさすが、すごいなぁ。俳優陣の顔と演技で3時間もってる気がする
あと映像の躍動感がすごかった。時代の雰囲気というか。お祭りでピストルで鐘撃って、ガヤガヤした感じや、無法者たちの荒くれ感とか。それに対し、部族の寡黙さだったり、嵐の時の沈黙。平然と撃ち殺されるインディアンたち。(本当にバカスカ人が殺される)などの沈黙が緩急になっている。だから飽きないのかな。

面白かったんだけど、最後の展開は賛否両論あるだろうなって思う。
私は、「えっここまでこんな丁寧にやったのに急に劇でまとめられた!?」って思っちゃったな
いくら奥さんに捨てられるところが山場と言ってもねぇ…

あーーせめてあそこで毒のこと正直に答えてたらなーーーーあの人なら許してくれた気がするのになーーー…
自分でも毒飲んじゃうくらい愛してたのに、つらいな…

まぁそもそも入れるなよ、義理の家族根絶やしにしといて俺が守るってどの口だよ、って話なんだが。
でも洗脳状態だと人ってまともな思考できないからなー…ディカプリオの、自分が洗脳されてると気付いてない人間の演技がうますぎた。デニーロと違って悪になりきれない、どんどん流されて沼にハマって、気づいたら手遅れってタイプのリアルさ。
ディカプリオじゃなかったら観てられないんじゃないかと思ってしまったよ。
そのくらい、憎めない役が最高にうまいなって思う。好きだわ…

あとどうでもいいけど久しぶりに映画館ガチャ外れて、内容と関係ないところで精神的ダメージ受けて帰ってきました。無念
あ