近藤りょうや

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンの近藤りょうやのネタバレレビュー・内容・結末

4.4

このレビューはネタバレを含みます

マーティン・スコセッシ監督、ロバート・デ・ニーロ、レオナルド・ディカプリオの、流石としか言えない演出、演技…

それをスクリーンで観られる喜び。

1920年代、オクラホマで起こった先住民族の連続殺人という凄惨な事件を、スリリングかつエモーショナルに描いた作品。

ロバート・デ・ニーロが本当に胸糞おじいさんでした。めちゃくちゃ怖い。

レオナルド・ディカプリオは、もはやお家芸なんじゃないかと思うんですが、とってもピュアで、無能で頼りないデ・ニーロの甥っ子役。


インディアンの文化、当時の信じ難い人種差別、それが起こってしまう歴史的背景まで、とても丁寧に描かれていて、3時間26分という長い上映時間でも一時も目が離せない。


最後に監督本人が出てくるのも、今何を描きたかったのか、という監督自身の思いをストレートに伝える手法としてとても納得出来、観終わったあと、なんとも言えないカタルシスがありました。ほんとに映画館で観れてよかった。