すずき

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンのすずきのレビュー・感想・評価

4.2
久しぶりに感想を書いておきたい映画!!
まずデニーロ、最初のシーンからこいつ絶対ずる賢い奴だと思わせる演技。ソファに座って話しているだけでかなりの説明がされていたような気がする。
ストーリーの肝は、ディカプリオの子どものような表情だと思う。罪の意識がなさすぎるし、本気で家族を愛してると思っているし、おじの通りに動くことが一族にいいと本気で思ってるところが、バカで幼くて猟奇的な気がする。。モリーもきっとそのことをチラチラ思いながらも心の奥の方に閉まって夫婦を続けてしまうという…でも最後もう一度ショミカシと呼んだのは決別の意志を感じる!そして空っぽになったアーネストで物語がしまるのは悶えた。。

あとは白人を皮肉ったような朗読劇のシーンとか、エンドロールにもあったハエとか、後味の悪さを演出しまくるのがスコセッシっぽい感じがしてよきでした。
オセージ族の集会から映画が始まって、パキッとコントラスト強めの儀式の映像で終わるのが、オセージ族の誇りとか強さを讃えている感じもして社会派っぽい。詰め込みすぎだろと思うけど、この映画200分あるんだった〜。
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