ゆきえい

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンのゆきえいのレビュー・感想・評価

4.0
オクラホマで石油の発掘で莫大な富を得た先住民オセージ族の連続怪死事件。
地元の有力者である悪デニーロと、オセージ族と恋に落ちて結婚したデニーロの甥ディカプリオを中心に、怪死事件が進んでいく。

ノンフィクション小説の原作を丁寧に映画化されてるだけに、小説をしのぐ長尺にぐったり。もうエンドロールと同時にトイレに走りました、私。

とはいえとはいえ、長かったけども、長かったけども、長いとは感じたけども、構造はシンプルで分かりやすく、見応えも十分であったことはたしか。
原作のFBIが主人公な視点を、加害者視点からディカプリオとデニーロが重厚に演じ、歴史の重みと共ににずっしりと心に残ります。
ウィンドリバーとか、今回の作品とか、この先住民の歴史から今なお残る問題まで、映画を通して歴史背景を学び、色々と再考していく。おー州を越えた捜査依頼からFBIが誕生したのはここから!なのか、今回も様々な時代背景や歴史を学びました。映画ってやっぱ素晴らしいなと思いますね。