宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第七章 新星篇＜最終章＞のユンファのレビュー・感想・評価

最後の最後まで面白かったが、最後の最後まで福井晴敏だった。
言葉の力を信じ、言葉の応酬で物語を語る。
クライマックスの重要な場面さえ、あるキャラクターの一人語りに全てが委ねられるのだ。
映像作品としては決して褒められたものではないが、福井作品の愛読者としてはなかなか楽しめた。

「トップをねらえ！」以降、多くのアニメが「オカエリナサイ」をしたがる病に囚われてきたが、福井ヤマトもまた例外ではなかった。
このオチは賛否が分かれるだろうが、続編製作が可能な状態であることを、素直に喜びたい。