つまらない人生の中で見つけた
「命がけの恋」
好きになってはいけないと思うのに
どうしても惹かれて
破滅的な道を歩んでしまう
トミ子の恋は闇
「ユメノ銀河」昭和初期のイメージに合ったタイトルが美しい。そしてロゴデザインから小物まで、世界観が統一されていて素敵だった。
原作は夢野久作の『少女地獄』の一篇「殺人リレー」
白昼夢のようなモノクロ映像が妖しくて幻想的。小説より静謐な美しさがありました。
物語は静かに、静かに、進むけれど..
一瞬たりとも目が離せない。
何を考えてるのかわからない無口で不気味な男、女心をとろかす浅野忠信の悪の魅力。
筆でかき混ぜたみたいな、曇、激しい雨...疑心と恋しい気持ちの狭間で揺れ動く、狂気にも似たトミ子の心情表現のようだった。
美しい白い蛾のように、二人の運命は決まっているのでしょうか..
余韻がとても好き。