主演は、ナイトクローラーで共演したジェイク・ギレンホールとレネ・ルッソです。監督はナイトクローラーと同じダン・ギルロイ。レネは監督の奥さんでもあります。ホラーですが、怖くないです。恐怖より人間ドラマの方に重心を置いた作品です。ホラーにせず、純粋な人間ドラマにした方が良かったのでは。舞台はアート業界。私利私欲に目がくらんだ美術批評家と画商たちが、呪われた絵画により殺さていくと言うストーリです。この映画では画家は殺されません。純粋な芸術家として描かれています。本作のジェイクはバイセクシュアルな美術批評家を演じます。オネエな身のこなしが良いですね。このひと、サイコパスでメンヘラな役を演じるのが上手いです。本作ではずいぶんとマッチョな体になってますが、同時期に撮影していたスパイダーマンのせいかしら。レネが演じるのは強欲画商ロードラ。あれ？ロードラは殺されないねと思っていたらラストシーンで予想外の殺され方をします（笑）。
