サミー

キングスマン:ファースト・エージェントのサミーのレビュー・感想・評価

2.7
「感想」
3作目ではありますが「キングスマン」はなかなか面白い場面もありまして、総じて中の上くらいではないでしょうか。
主人公の悲劇のドラマを軸に、王道の構成と物語をしっかりとした実力で作り上げています。
主人公の息子がひたすら子供だったが故に悲劇のドラマへとつながる・悲劇のドラマが成立します。


「作り」
物語は実際の歴史にフィクションを織り交ぜているのですが、それをエンターテインメントであるからと受け入れられたり楽しめたり出来るか歴史の改変と拒絶反応が出るのかによって分かれるかもしれません。
例えば
ラスプーチンが意外と憎めないところもあるキャラクターとして描かれていて踊りながら戦います。それはある面では魅力的ですが、別の面では現実的ではありません。
また彼の暗殺に自身の手柄・自慢と誇ったドミトリー公とユスポフ公の登場がなかったり主人公(モデルはいるかもしれませんが実在の人物ではない) の息子とユスポフ公が従兄弟であったりします。それは主人公たちを魅力的にするものではありますが、ただ主人公たち引き立てるためだけに歴史上の重要人物を排除してもいいのか。
等々。
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