けいえだ

キングスマン:ファースト・エージェントのけいえだのネタバレレビュー・内容・結末

1.5

このレビューはネタバレを含みます

モヤモヤとする
真の敵は「キングスマン」にすら思えた。
所々のアクションは良かったので1.5

山羊の群れがうろつくボロボロの山小屋で、イングランドの資本家に親の工場を取り上げられたので復讐を誓ったスコットランド人がラスボス。

敵チームはドイツをけしかけて、イギリスへ攻め込んだという事実はあるものの、ラスプーチンを使ってロシアを戦争から退かせたり、女スパイがハニートラップを仕掛けてアメリカのそもそもの参戦を防ごうとしたり…
ラスプーチンがしくじったら、レーニンを使って革命をさせたり、、、
なんとなく庶民派サイドに常に立ち続けている敵役。

一方でシャンデリアと絵画に囲まれた豪邸で美酒を飲みながら優雅に過ごすパパと息子。
そして息子は国の英雄となり死んだ。

一方で父親はラスボスとの最後の戦いで事もあろうか、「かつての私は平和主義だった。今は違う。息子のように勇敢だ!」的なことを勇ましく言った後にラスボスを崖から突き落としてぶっ殺す。
ハニートラップのネガを奪取するのが任務なのになんだか、復讐の鬼になってませんか?

おいおいおい。
なんだかモヤモヤしてきたぞ。

女を殴る、人は殺す、ケーキで毒殺も試みる、、、
紳士とはなんぞやの講釈垂れる資格がこいつにあるのかとすらキングスマンサイドには感じた。
結局のところ英国は守ったものの、なんだか本当の敵はめちゃくちゃキングスマンに見えるがみなさんいかがでしょう?
けいえだ

けいえだ