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L.A.スクワッドのとぽとぽのレビュー・感想・評価

L.A.スクワッド(2020年製作の映画)
2.0
"天使の街"へまたまたようこそ!男✕男✕銃 in L.A. = デヴィッド・エアー定番の十八番が失敗した逆エンド・オブ・ウォッチ(あるいはブライト) × パルプ・フィクション?!

なんでだろうな、デヴィッド・エアー監督がしていること = つまり西海岸(というかロス!LA!今回は犯罪者側だけどLAPD)で男たちが銃で撃ち合うことは何も変わっていないはずなのに、例えば代表作『エンド・オブ・ウォッチ』など以前ほどうまく機能していなく、面白いと思えないのは。もはや作家主義的にひたすら同じような舞台設定で同じことをしまくる。
原題通りの取り立て屋、そんなどっぷり裏稼業のくせして立派な家族持ち。神を愛し信仰心の強い主人公デビッドの相棒クリーパーはシャイア・ラブーフ。2人の仕事っぷりと車内での会話シーンなどの流れは見ていて、そんなに面白く無いけど『パルプ・フィクション』ジュールス & ヴィンセントを少し思い出した。
昔の自分が好きそうな題材だけど、スリリングさ無くドキドキハラハラとしないアクションは退屈。家族のために生きる!家族のために死ぬ!家族のために殺す!父と子。信仰心の強い男が自分の家族に対して責任を果たして、意識的に大人の男として大黒柱になるとき。OPとEDがメキシコっぽいイメージ(死者の日?)だったし、そうした移民に対する部分も強く、製作年も考えるとトランプ政権下への対抗姿勢にも思えた。

勝手に関連作品『エンド・オブ・ウォッチ』『ブライト』『フェイクシティ』『パルプ・フィクション』『レザボア・ドッグス』
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