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特捜部Q カルテ番号64のkmiwのレビュー・感想・評価

特捜部Q カルテ番号64(2018年製作の映画)
3.5
過去作と比較して観やすいと感じたのは、主要登場人物の関係性やら特徴がしっかり頭に入っているお陰か?シリーズ物の良いところね。
今回も気持ち悪い思想の持ち主が犯人として登場。しかし、フックとなる殺人についてはまた別の悲しいエピソードが絡み、さて一体誰が何の目的でこの事件を起こしたのか、と。
1960年頃って思想的な騒動も多く、混沌の時代ですね。あちこちで主張がぶつかり合い、力の有るものがためらいなく力で弱者を押さえつけてきていた時代(だと思う)
弱者のささやかな、というには深刻すぎる抵抗をベースに、魅力的な3人の活躍を楽しむ作品。
いつも気になるのはカールの眉間の皺の深さ。なぜ素敵にみえるのか。私も眉間の皺が醸成されつつあるが全くおしゃれにも素敵にもみえないよ。
そしてアサドがカールのツンデレに振り回される可愛らしさよ。この2人のやり取りだけでショートショート位は作れるだろう。
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