美しく狂った世界観というのが正解なのか
全編モノクロ
そしてCGを使わない技術と
悪魔や魔女、精霊、民族信仰で魂を吹き込み使い魔クラットというものを生み出したり(エストニアの神話に出てくる精霊らしい)、とんでもない世界観とはいえ
なんかちゃんとラブストーリー。
ダークで最後まで見入ってしまう演出。
心に想う人を振り向かせたい一心で
悪魔、魔女に魂を捧げてしまう尊さ
リースのハンスへの一途さゆえの
ラストの悪魔がハンスへ下した判断も
ハッピーエンドではないけれど
これはこれで良かったのかも。と納得できる。
しかしあの最後の入水シーンが美しいのなんの。これだけでも観る価値のある作品。