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ディープ・ブルーのtyapiokaのレビュー・感想・評価

ディープ・ブルー(1999年製作の映画)
3.8
緩やかな海のような変革ロゴから海に載せるようにタイトルクレジット。単純ながら不穏な海。サメ映画ながら海上の建物破壊沈没ムービーとしても見応えがある。建物自体が格好よく序盤のエレベーターそして賢くなった巨大サメというアイデアも面白い。黒人コックの大奮闘が別軸で進むアイデアも敬虔なクリスチャンユーモアキャラクターもバランスがとれている。遺言のオムレツも最高。人を救いたい想いから出発するも最悪の事態を引き起こす女科学者の悲哀と腹立たしさ、それぞれ違う性格のメンバーと男らしい主人公の頼れる雰囲気がよい。また、賢いサメが望んでいたこと、自由もベタな答だがよい。最後にド派手で真っ赤な大爆発があり、めちゃくちゃになった建物を引きで見せる贅沢さ。サメ映画と建物破壊欲両方満たせる。エンディングのラップもカッコいい。
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