みい太郎

ブルーアワーにぶっ飛ばすのみい太郎のレビュー・感想・評価

ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)
3.9

ブルーアワーは東京ではなかなか
感じる事が出来ない。
田舎と言われるネオンが少ない場所で夜になる寸前と朝になる寸前に起こる現象。
きっと田舎と呼ばれる場所で子供時代を過ごした人には解るあの
綺麗で怖くて曖昧な色合いの中に立った事あると思う。
原風景というか細胞に取り込まれてる時間帯。

なんか途中から主人公のやらかしてる感じや中二病な様子。
謎の後輩ウンギョンが最後笑うシーン、刺さりすぎた。
片言なんだけどやっぱ芝居上手くて吸い込まれる。

スナックのシーンで
「コジャッペ。」という台詞で監督が間違いなく茨城出身なのを確信。ゴジャッペをセリフにチョイスするあたり…嬉しくなった。
その後の水澤君のだっぺ〜⤴️も良かった。

茨城弁ってチョイスうけるし
私には哀愁を感じた。
南果歩やでんでんの茨城弁が
丁度いい。本当はもう少しスピード感があるけどキツくなっちゃうから違う所に意識が向かない様に丁度よいリズム。
そして…私、伊藤ちゃんの演じるホステスさん、
見た事あるもの(苦笑)リアルよ、リアル。エンドロールも好き。

これ中々攻めてると思う。
監督にこれからも期待したい。

誰の中にもキヨがいるんだろう。
子供の時は居たような気もする。

ブルーアワーに楽しげに笑っていた時、今の自分を想像出来なかった。望んだ自分でいれてるか?
今心の底から楽しくて笑えているか?変な場面で涙がほろっ。

今もブルーアワーの頃も
あたしはあたしなんだわ。
いや、どーも。
(万能茨城弁でふ)
みい太郎

みい太郎