マーくんパパ

フットライト・パレードのマーくんパパのレビュー・感想・評価

フットライト・パレード(1933年製作の映画)
3.7
トーキー映画主流となる中、斜陽となるブロードウェイミュージカルの演出家ギャグニーは映画上映前の幕間レビューに活路を見出して売り込みかける奮闘記。ライバルにアイデア盗まれたり秘書の恋心に気づかなかったりの山谷あるが最大ハイライトはラスト30分の劇場掛け持ちプレゼンレビュー3幕。①ハネムーンホテル→②滝壺水中水着美女→③上海帰りのリルと息つく暇を与えない華麗なレビューショーは圧巻、特に②の俯瞰水上マスレビューは規制前のお色気発散含めて今でも充分に堪能できるレビュー。キャッツ原型も稽古シーンで登場、金に糸目をつけず楽しさとことん追求するハリウッドスピリット感じさせる作品。