彼らは生きていた／ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールドのYuukiのレビュー・感想・評価

第一次世界大戦の映像に最新技術を用いて着色した作品。当時の映像はもちろんモノクロ。だが色がつくと想像以上に現実味を帯びる。まるで自分が戦場にいるかのよう。

過激な描写はもちろんある。これを自分と同じ人間が実際にやっていたと想像すると背筋が凍る。いざ同じ状況下に置かれたら、自分はどうするだろうか、と問うた時とても考えさせられる。

映像という記録媒体がどれだけ大きな役割を果たしているかわかる作品だ。
「これを忘れてはいけない、後世に伝えねば」ということをよく耳にするが、この一本で充分に伝わる。