ホテル・ムンバイのYOONのネタバレレビュー・内容・結末

ホテルスタッフの方たち、本当に勇敢だった。お客様は神様、と彼らも言っていたけれど赤の他人であることに変わりはなくて。それでも命をかけて、全力で守り抜こうとするその姿に胸を打たれた。

テロリストたちの“テロリストになってしまった背景”が覗ける内容だったのも良かった。ホテルの内装や美しい食事をつまみ食いして感動したりWhat's your name?さえ言えなかったり…… 実行犯の1人が親に電話で「お金は届いた？」と聞いているシーンはなんとも言えない気持ちになった。

まちがいなく無差別に人を殺す人たちが悪い。でもそういう環境をつくったのは誰……？って考えると、彼らが特定の国に憎しみを抱くのも仕方のないことなのではと思ってしまった。