ものすごい臨場感あまりに悲惨な光景に、見てるだけでエネルギーを使う映像だった。しんど過ぎて途中で見るのを中断したほどだった。
テロ事件ってニュースで見聞きしたことはあったけど、実際に当事者の目線で見たことはないし、どこか他人事のような感想しか抱けていなかった。でも今回この映画を鑑賞したことで、少しではあるけどテロの残酷さや信仰への不信感、こういった事態が今もなおどこかで起こっている、起こり得ることに対するやり場のない悲しみを痛感した。
神って何なんですか。罪なき人の命よりも大事なものって何なんですか。テロそのものはもちろんだけど、普通の若者だったはずの彼らをテロリストに仕立て上げた思想の歪みに強いやるせなさを感じた。
あなたとなら何でも乗り越えられると思った、今でも思ってるという言葉の重みがあまりにも重かった。ありきたりな薄い言葉になってしまうのが悔しいけど、大切な人が生きていてくれることがいかに尊いことかということを考えさせられた。
