『ジョーカー』の大ヒットの影に隠れて、同時期に劇場公開されて評判は良いけど観られなかった作品のひとつです。
これも思っていた以上にすごく良かったです。
高評価は納得です。
やっぱり年間ベスト10とかを決めるのは自分は無理ですね。😅♨️
10本に作品を絞るだけでも、こういう作品の大渋滞が起こるので決められません。🤦🏻♂️
※ (これは流石にネタバレされて怒る人はいないと思いますが、)劇中で描かれる2008年に実際に起こったムンバイ同時多発テロは制圧されます。
“誰が生き残って、誰が死ぬ“とかに関してはここでは触れませんが、ラストで明かされる後日談には触れます。ご了承下さい。🙇🏻♂️
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【扱っている題材に対してすごく不謹慎な言い方ですが、映画として面白いです】😅
Wikipediaによると、今作は”スリラー映画”って紹介されていますけど、それも納得です。
テロが発生してから緊張感がずっと続いて、(不謹慎な言い方ですが、)退屈せずに楽しめます。
まず、舞台となるタージマハール・ホテルについて。
この映画を観るまでこのホテル自体を自分は知らなかったんですが、序盤の数分ですぐに富裕層の一流ホテルだと分かります。🕌
まだまだ貧困層の多いムンバイのなかにそびえ立つ、各国から富裕層が集まるホテルです。
主人公は貧困層の人間みたいですが、家族を愛しているけどボンクラなホテルマンなのも、すぐに分かります。👳🏾♂️👞
グランドホテル形式の映画として、序盤の主要登場人物の人物像の説明もスムーズでした。
それに、ホテルのロビーの構造設計上、“どこの位置に誰が居るか“の空間把握が非常に飲み込みやすかったです。🕌
今作が長編映画監督デビュー作品だそうですが、このアンソニー・マラスという監督は、テロリストの目を盗んで逃げるくだりの緊張感漂う無音状態🤫とかのサスペンス演出が抜群に上手いと感じました。🎥
ジョン・マクレーンやマイク・バニングみたいなヒーローが不在の、実際のテロの題材をすごく分かりやすく描いています。🔫
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【「神」の名のもとに、大殺戮】⚔️
ストーリーは馬鹿な自分でも分かるくらい単純です。でもそれがむしろ良かったです。😅
とはいえ、脚本がうまいと感じたところもあって、
序盤でホテルの料理長からスタッフに「ここではお客様は神様だ。」って言葉をかけて、
中盤以降ホテルを襲撃するイスラム過激派のテロリストが、ことあるごとに「神」って言葉を口にするところとか、よく出来た脚本(か脚色)だと思います。✝️
イスラム過激派に関しては、自分は報道されていてもほとんどスルーしがちな題材なんですが、😅
そんな自分みたいな人間が興味を持つきっかけにもなる作品だと思います。
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【後日談について】
「このテロの実行犯10人中9人は殺されて、パキスタンの首謀者は今日も捕まっていない」ということや、🇵🇰
劇中ではタージマハール・ホテルでは無差別でかなりの人数が殺されていたように見えたんですが、「その半分はあのホテルの従業員だった」🕌
って事実を聞いてビックリしました。😫
最後に彼らは”ホテル・ムンバイの戦士”と称えられていますが、それと同時に、亡くなられた方々も含めて単純に“テロ被害者“だとも思います。😔
”ちゃんと後味が悪い映画“になっている点も、自分は好感が持てます。👍
後味が悪いし、R-15指定作品でそれなりに残酷シーンもありますが、これはストレートにオススメしたい作品です。♨️