このレビューはネタバレを含みます
すごい!言語も分からない8分間の映像でこんな嫌な気持ちになったのははじめて☆という感じ。
忘れ物を取りに帰るほんの数秒、鍵を挿しっぱなしにしていたら、戻るときには誰かに取られていた。
不安に苛まれた主人公は、廊下で戯れるカップルの声を喧嘩だと感じたり、音や気配にどんどん過敏になって行く。助けを求めても何故か罵倒されるばかり。
扉を開けたら凶器が飛んでくる仕掛けをつくり、ドアの前で張り込みをはじめる。
これは自分の不安が引き出した幻想なのか?はたまた。
ちょびっとの不注意のためにどんどん悪い方向へ思考が進んでしまうという、誰にでもある不安を極限に引き伸ばして詰め込んだ8分間。ゾクゾクした。