「男が妊娠できれば中絶は神聖な行為になる」
子どもの時に学ぶ、Mr.とMrs.とMiss.以外に、既婚か未婚かは関係なく使えるMs.がありますよ、のMs.を生み出した女性たちのお話。
アリシア・ヴィキャンデルの作品コンプを目指す中で、この作品はいつ見ても配信には来ず、少し前までは説明やジャケ写すらなかったこの作品。共演者がこれまた私のお気に入り女優ジュリアン・ムーアと有名なのに何故？と思っていたら、さすがのU-NEXTさん配信してくれました👏
とにかく男性に理解のない言われ方をしてきた人なら、結構刺さるようなセリフが多かったこの作品。
「一つ差別を受けると他の差別にも敏感になる」って言葉はほんとにそうで、女だからこんな酷いこと言われた→今度は何をダシにして言ってくる気だ？と身構えちゃう感じね。
バカな男性キャスターがこう言った。
「女を性的対象として扱うなと訴える一方で、こんなにセクシーな格好をしているのは矛盾があると思いませんか？」
もう…😂←(察せ)
私たち女や理解のある男性は失笑するしかないよね、呆れを通り越す発言。
そもそも性的対象として扱うな❗なんてことは言ってないやんか？そこからしてもう通じてない。
今でもおるよねこういう類の発言をする人。「お前の格好が悪かった。」「エロいお前が悪いんだ。」もしくは、「エロいは褒め言葉やで？w」みたいに言う人。今の時代の日本でも当たり前に存在するのに、この時代はどれだけの女性が耐えたのだろうか。
この映画では、何でも言い返せるようになった未来の自分がアホ達にハッキリ物を言うシーンが挟まれるからスカッとはするけれど、実際は言い返せないことが多いよね。もしくは言い返したいけど言葉が見つからず、モゴモゴしている間に相手は勝ち誇った顔で去ってしまったとかね(その夜部屋で怒りと悲しみが爆発して枕を濡らすやつ)。
女性だということを理由に差別された！と声を上げても、「自意識過剰！お前のこと女としてなんか見てねーよw」って言い方で逃げられるのが当たり前な社会だとしたら、世の中嫌がらせしたもん勝ちになる。
でも、自分がどう嫌だったかをうまく言葉にできないからと言って、何でもかんでも「セクハラだ！」と言うと、本当は耳を傾けてくれるような男性でも「また言ってるよ」と思うかもしれない。
声の上げ方ってほんとに難しくて、革命を起こすとなるとマジで命をかけるレベルやと思った。政府も世論も敵に回すと怖い。
こうして過去に革命を起こしてくれた人たちって色んなジャンルでたくさんいて、ほんまに有り難いことで感謝したいなぁっていっつも思う。
