このレビューはネタバレを含みます
痛み、歪み、醜さ、汚さなどドロドロしたエネルギーをこれでもかと存分にぶつけてくる最高の映画。主人公含む登場人物による群像劇で、虚構と現実、時系列もぐちゃぐちゃにされているが物語が絶妙に繋がっており、クライマックスで主要登場人物が揃うときには不思議な酩酊感と快感があった。また主人公イブの抑圧された感情、意思を放ち怪物となって暴走するシーンも挿入歌と相まってカタルシスが半端じゃない。ラストシーンまで最高だった。何度も泣いた。
劇中曲も全て軽音楽サークルにいたり邦楽ロックを好んで聴いてたことがあれば全て刺さる最高の楽曲だった。