⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎の教祖ちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

鬼太郎は原作や漫画が好きでアニメもどちらかと言うと昔のおどろおどろしい方が好きで、今のような美形の猫娘に違和感を感じてたけど、それでも鬼太郎や水木しげるの血脈をしっかり受け継いでるなと感じた映画。映画も始まって数分で慣れてしまい、やっぱり絵柄ってのは人々に受け入れて貰いやすくするための記号でしかないんだなと感じた。
横溝正史を彷彿とさせる孤立した村で起こる怪奇事件。そこに妖怪の話をうまく絡ませてある。沙代と時弥は出てきた瞬間からきっと酷い目に遭うんだろうなと思ってたけどやっぱりそうだったし、キャラと流れがそこまで捻りがある感じでは無かった。むしろオーソドックス中のオーソドックス。それでも随所に水木しげるの他の著作や墓場鬼太郎の要素を込めており、ラストではそのあと墓場鬼太郎に繋がる展開となってるあたり、大人世代を取り込む作りになってるなーと感心。ねずみ男の若い姿や時貞の転生後の姿など、随所でコミカルなのでそこまで重くなく良い感じでもあった。