緑

影裏の緑のネタバレレビュー・内容・結末

影裏(2020年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

原作未読

松田龍平がいるのでスルーするつもりだったが
綾野剛が「楽園」「閉鎖病棟」とこの「影裏」で
自分の中では3部作というようなことを言っていて、
先の2作観ちゃってるし、じゃあ……と鑑賞。

本編開始前にアニプレックスのロゴが出て驚いた。
文芸原作の作品にも関わり始めたことを初めて知った。
エンドロールの製作に岩上敦宏の名前があり、
シャフト作品等いろんなアニメで馴染んだ名前が
そこにあることに何故か「おおー」っとなった。
製作には松田美由紀も名を連ねていた。
女優業だけではないのだな。

さて本編。

長い。
だれたシーンがある訳ではないのにすごく長く感じた。
体感150分。

寝ている綾野剛の撮り方が足先からゆっくりパンして
お尻、腰、と上がっていき、
女性を撮るときっぽいなぁと思った。
パンツ一丁やら全裸やら惜しげなくボディラインを晒す綾野。
なんならパンツの中身まで想像できるカットもあり。
なんでこんな撮り方? と不思議だったが後に回収された。

綾野と松田龍平のプライベートでのやり取りに
えー、こんなんもうデートじゃん! とか、
えー、綾野が恋する乙女にしか見えない! と
思っていたらキスシーンがあって、
あ、これ本当にそういう設定の話だったのか!! となった。

女性っぽい撮られ方や乙女っぷりからネコかなぁと思っていたら
性転換後設定の中村倫也が出てきて、
ん? タチか? とわからなくなった。
どっちであってもストーリーに関係はないけれど。

松田の裏の顔の内容は知っていたが、
それにしてもあっさりしていた。
知らずに見ていたら不満が残っただろう。

松田の滑舌が悪く、
決めの台詞まで聞き取りづらかった。
あと、綾野のピアスホールは役柄的に違和感があった。
ファンデとかで埋めたほうがよかったような。

岩手の風景と恋する綾野の身体と芝居を観る映画。
緑