リリー

クローブヒッチ・キラーのリリーのレビュー・感想・評価

クローブヒッチ・キラー(2018年製作の映画)
4.0
サイコパスの映画を見始めると止まりません。非日常を覗き見る感覚に中毒性があるのでしょうか。だからこちらも好みのタイプの映画です。しかも、アメリカの、どこにでもあるようなキリスト教の信仰心の強い人々が住まう郊外の町が舞台なので、その裏の実態が見えることが興味深いです。
奉仕の精神に燃えるボーイスカウトの団長である父を持ち、十代の多感な時期に父への尊敬と父からの抑圧の両方の狭間で悩む少年を演じるクリストファー•プラマーが最高です。出来ればずっと十代を演じ続けてほしいと思うほどです。
結末に意外性があったことが、さらにこの物語を面白くしていると思います。
リリー

リリー