崖の上に立つ、いのちの電話。
電話を受けるのは藤籔牧師。
ドキュメンタリーはカメラが入る以上、映るのは真実の、
一つの側面だけだと思う。
でも、ここには確かに魂の声、姿が記録されていると思います。
この世界に自分の居場所を見失う人達がいる。
または、見失ってしまうことがあるということ。
青年の、家族もいて、友人も、心配して声をかけてくる先輩もいて、
でも、どうしようもない孤独感を抱えていた…
という言葉に、答えはわからない。
でも、自分がこの世界に存在していい、という確信が持てない気持ちに、
心を寄せたいと思いました。
自殺志願者たちとやっているお弁当屋さんの仕事場も魅力的でした。
でも、藤籔牧師の仕事は、信仰という拠り所がなければ、
あまりに過酷とも感じました。
答えはないけど、見てよかったです