女性が狂気じみたストーカー行為に遭うサスペンスホラー映画。
いいよ良作よ!
韓国では4桁の暗証番号を押すだけのデジタルドアロックが流行っており、最近のマンションは100%の普及率なんだそうで。
それでまぁ、どうやら主人公の部屋に、誰かが出入りしてるような気がするという話です。
何がいいかってね、
まず容疑者のキャラが丁度いい。
まず職場に来るクレーマー男が怪しい。
でもそいつは怪し過ぎて、逆に優しい係長も怪しい。
とか言ってると、なんだか意味ありげに顔のアップが映る管理人も怪しい。
待てよ、あの刑事も立場的には犯行可能やなぁ。
いやいや、女友達が犯人というのも中々あり得なくもない。
そもそも主人公の妄想エンドもあり得る。
映画を見ているうちに「はい犯人わかりました!こいつで確定やと思います!」と視聴者が思ったタイミングで、そいつじゃないことが確定していきますので、そこのサスペンス部分のバランスが最高でした。
そしてですね、ただのストーカーが忍び込んでエッチなことしてるぐらいの犯罪を想像してると、度肝を抜く展開となっていきます。男の私でさえ、一人で寝るの怖くなります。
冒頭で主人公が会社の朝礼で、「笑顔で契約一件とるぞ!」みたいなダンスを全社員で踊らされるという、時代に全力で逆走するシーンだけでもご覧ください。
この一見関係なさそうなダサいダンスが、実はラストのラストで物凄い伏線に、なりません。ダサいのみでした。