えし

ウィーアーリトルゾンビーズのえしのレビュー・感想・評価

3.5
浄土真宗。

両親を同時に亡くした中学生位の男の子。火葬場で遺体を焼かれている時に、自分と同じ境遇・年頃の3人と知り合い…

監督の初長編作になるのかな?
前作のプールの奴は、映像表現がうるさいけど感性が鋭い感じがしましたが、今作はどうかと。
雰囲気は前作そのままに、ヤベぇ家庭環境の子どもたちがロードムービーしちゃってます。
監督が現役の電通社員ということで、そこで培われたのであろう若い感性が爆発しています。
8bit風、ファミコンテイストのアニメーションやチップチューン、YMCKみたいな感じといえばいいのか。
主演の4人の中学生の脇を固める俳優の豪華なこと。

ここまできたらさぞ面白かったであろうとお思いでしょうが、とても人を選ぶ作品だと思います。
サブカル煮込みうどん、といいましょうか、表現が過剰になりがちで万人受けはしないと思うんですよね。
こんなの流行るかよと思うものが出てくるんだけど、電通の力があれば流行る可能性はあるなと真顔になったりね。
フー○ンとかそうか。

追記。
大阪天六ワイルドバンチにて、長久監督のトークショー。
監督が通ってきた作品、音楽なんかを語っておられました。仏文科を卒業されているだけあって、仏映画の影響がおありのようで。
その他大島渚監督や北野映画などなど。
司会の田中泰延さんがパワポ芸を披露しながら、この作品をわかってない人に対して憤慨しているようにみえた。
このイベントに行くにあたって、ここ1週間本作を思い出して反芻していたのだけれど、正直そこまで好きとも言えないし嫌いとも言えない作品です、僕にとっては。
子どもの口ぶりがどうも生理的にあかんのかなぁ。うーん。
えし

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