おんちゃん

人間失格 太宰治と3人の女たちのおんちゃんのレビュー・感想・評価

3.6
1946年、小説家である“太宰治”(小栗旬)は
新たな作品を書き上げる為に
太宰に手紙を送ってきた“太田静子”(沢尻エリカ)と不倫関係に発展し、その彼女の日記を参考に
太宰と静子の関係を書き上げた「斜陽」を
世に送りだすことを提案する。
それと引き換えに太宰との子供が欲しいと
お願いをされる。
その後、煙草と酒に溺れ堕落した生活を
送っていた太宰の前に“山崎富栄”(二階堂ふみ)
という女性が現れる。。。


あらすじを書こうとすればするほど
ネタバレになりそうだったので簡潔に。笑
太宰治のクズさ加減が冒頭は
ガンガンに前に出ていたのですが、
物語が進めば進むほど、太宰治の闇の部分や
思想が前面に出てきます。
太宰治を知れば知るほど同情する気持ちも
あれば、やっぱクズだなって思ったりと
太宰治に焦点を当てながらも
映画のタイトルにもなっている3人の女性も
それぞれキャラが立っていて誰もが
埋もれていませんでした。

太宰治の作品をちゃんと見てみたいなって
思える作品でした。
最初は「ヴィヨンの妻」から見た方が
楽しめるのかな?
おんちゃん

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