1946年、小説家である“太宰治”(小栗旬)は
新たな作品を書き上げる為に
太宰に手紙を送ってきた“太田静子”(沢尻エリカ)と不倫関係に発展し、その彼女の日記を参考に
太宰と静子の関係を書き上げた「斜陽」を
世に送りだすことを提案する。
それと引き換えに太宰との子供が欲しいと
お願いをされる。
その後、煙草と酒に溺れ堕落した生活を
送っていた太宰の前に“山崎富栄”(二階堂ふみ)
という女性が現れる。。。
あらすじを書こうとすればするほど
ネタバレになりそうだったので簡潔に。笑
太宰治のクズさ加減が冒頭は
ガンガンに前に出ていたのですが、
物語が進めば進むほど、太宰治の闇の部分や
思想が前面に出てきます。
太宰治を知れば知るほど同情する気持ちも
あれば、やっぱクズだなって思ったりと
太宰治に焦点を当てながらも
映画のタイトルにもなっている3人の女性も
それぞれキャラが立っていて誰もが
埋もれていませんでした。
太宰治の作品をちゃんと見てみたいなって
思える作品でした。
最初は「ヴィヨンの妻」から見た方が
楽しめるのかな?