Koshii

ジョジョ・ラビットのKoshiiのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
3.7
凄い良かった!
愛に溢れた素敵な作品でした!!


ジョジョ・ベッツラーは愛国心の強い10歳のナチ少年。彼は兵士として国に貢献するため、特別週末キャンプに参加する。しかし、その臆病な性格から厳しい訓練の数々に尻込みしてしまう。
「目の前のウサギを殺せるか?」と問われ、逃げ出したベッツラーは周りからジョジョ・ラビットと揶揄される。

そんな彼には、いつも空想上の友達がいた。その名はアドルフ・ヒトラー。
そんな盲目的にナチスを愛する少年「ジョジョ・ラビット」はある少女と出会うのだが、、、



以下、ネタバレや感想を含みます。







本作は、ナチスヒトラーを盲信しているにも関わらず、ウサギさえ殺すことの出来ない臆病な少年が、一人の男へと成長していく物語である。

彼が顔に負った傷、結べない靴紐、イマジナリーフレンドのヒトラー。

時間が傷を癒し、母親の愛が実って靴紐を結えるようになり、ヒトラーよりもエルサを選ぶ。

彼は愛するものを失う辛さ、戦争の恐ろしさ、無意味な差別に対する悲しみを経験すると同時に愛の力を思い知る。

そして彼はジョジョ・ベッツラーになる。
目線をエルサと同じにして。 

Let everything happen to you

Beauty and terror

Just keep going

No feeling is final
Koshii

Koshii