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ジョジョ・ラビットのmnmのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
3.9
知り合いの各着眼点全てに わかる… となり無心でいいね押しまくった すみません

ジョジョの等身大が描かれていた前半30分くらいまでの世界観は、自分が戦争映画には求めていないカラーが多かったから、正直全然入り込めず「噂に違わぬ 思ってたんと違う(戦争)映画 だな〜」と思いながら流し見していた。(こういうの求めてたら最初からウェス・アンダーソン作品観るわって感じのヤツ)

けど、ジョジョが"壁の住人さん"に気づいて、正義の縁に触れ始めたあたりから、コミカルでポップな世界観の中で、彼の年相応の愛らしい場面もあれば、心臓がヒュッとなるような場面もあり、その毎日がテンポよく弛れることなく過ぎていくことで、あの時代に生きるということがどういうことか が描かれていて目が離せなくなった。

ヨハンソンの足元がやけに映るなと思っていたらそういうことで、それ以上彼女の姿が映ることはなく、代わりに、街中を見張る目のような家の小窓の造りが立て続けに映されて静かに絶望した。気味が悪い。気味が悪いよ、あんなの。

一昼一夜で形勢が逆転する戦争の無情さが嫌という程描かれていたと思う。ヒトラーの自殺という終幕の事態の重さと、それが与えた影響の大きさは計り知れないことを改めて思い知らされた。

そして、キャプテンK、本当に、すき〜、、
いい顔するなあと思っていたらやっぱり。グリーンマイルのアイツだ!サム・ロックウェル、すっごくいい顔をする。本作でもバッチリ印象に残ってた。最高にクールな大人だった、まじで泣きそうになった

ジョジョとヨーキーはずっと、良い友達だねえ ずっと仲良しでいてね


なんか、あの、時が経つにつれてヒトラーの扱いが雑というか、ネタ枠になってるの、気のせい?
イマジナリーヒトラーはジョジョの心の支えになっていて、2人の掛け合いは愛らしかったけれど、この役必要だったかなー?とも思う。というかワイティティ本人が監督/脚本やってたことにびっくりだよ!

"靴紐を結ぶ"がキーになる締め方、めちゃくちゃよかった。家の扉を開けて外に出ようとするこのシーンの画角、レオンと重なってなんかめっちゃこわかったけど…(余計な心配)
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