松井の天井直撃ホームラン

ジョジョ・ラビットの松井の天井直撃ホームランのネタバレレビュー・内容・結末

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

☆☆☆★★(前半〜中盤)

☆☆☆☆(中盤〜後半)

《 蝶 は 剣 よ り も 強 し 》

勝手な思い込みで書き込みますが。ジョジョと交流をする少女エルサのモデルは、おそらくアンネ・フランクだと思います。
個人的には、かなり信憑性が高いと確信してはいるのですが果たして?

この、人一倍〝 臆病なジョジョ が。少女と関わって行く過程で、段々と大人になり。強い男の子へと変わって行…かないんですな〜コレが(u_u)

そもそも人間ってのは、そう簡単には変わらないんですが、少しずつ大人の階段を登って行くところが最大の見もの。
間違った教育を植え付けられる事が、如何に愚かしい事なのか。映画は、それを最後に。ジョジョ自らが、脳内に植え付けられていた【 四っ玉の悪魔 】を吹っ飛ばす事で克服します。

そして迎えるは、実に爽快なエンディングへ!

まさに溜飲を下げる思いでした。

今年のアカデミー賞は、まだ公開が先になる『1917…』の出来が気になるところですが。
もしもシャロン・テートが…の『ワンス・ア・ポン…』と、もしもアンネが…の、この作品がぶつかるんですね〜! いや〜胸熱だなあ〜!


因みに。ある人の靴を強調していたので、「何かあるな〜」…とは思っていましたが。
真実が明らかになるその直前。ジョジョが1羽の蝶々を追い掛けるシーンは、反戦映画の名作『西部戦線異状なし』へのオマージュだと思いますね。

2020年1月18日 TOHOシネマズ日本橋/スクリーン6