lily0x0

ジョジョ・ラビットのlily0x0のレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
4.0
とってもよかったです🐰💓
嗚咽サイレント号泣までとはいきませんでしたが
ぽろぽろ泣いてました…

はじめは
あ、そっか、ナチ映画なのに
アメリカ制作だし英語なのか…
ということに違和感を抱いてしまいましたが
そんなことは途中から気にならなくなるくらい楽しめました

以下ネタバレも一部含みますのでご注意を。


まずジョジョ役の彼の演技がとてもよかったですね
表情豊かで臆病者なときもちょっと偉そうぶってるときも
本当に愛らしくなって自然と応援したくなってしまうようなキャラクターに仕上がっていました


スカヨハは今作もやはりいい演技
武力が強いとは思ってなくて
自由を手に入れたいという信念を
貫き通しているところがとても
かっこよかった。
賢くて1人の人間として芯のある強さでした。

そしてご主人が戦地に行ってからは
女手1人でジョジョを育てていて
我が子のようにエルサを匿っている。
母親は強い。
愛情深さ、優しさがあるほど強い。
「愛は最強の力よ」
ってジョジョに言っている通りでした。


サムロックウェルも彼っぽい役でよかったですね!
いろんなポーズで銃パフォーマンスするとことか
やんちゃでかわいかったです笑
最後デザイン通りの派手な軍服なのも
彼のキャラが出ててよかったです
見逃してあげて、彼の最期かっこよかったなあ
ウサギをも殺せないジョジョラビットが
心の優しい10歳の子供ってちゃんと
分かってくれてたんだなあと。
ここでも涙腺がやばかったです。
キャプテンKはこの作品で本当に
いい働きしていた役だなと思いました。
レベルウィルソンもいい味出してましたね!
親友のおでぶちゃんヨーキーも愛らしかった(>_<)

靴、靴紐、虎、ダンスなど
使い方が巧みでした
そしてお腹で蝶が舞う🦋って表現とか
空想の、チャップリンみたいなワイティティー演じるヒトラーも
ブラックユーモアて感じの表現で
なかなか面白かったです。


暗くて重くて心をえぐられるような
ナチ映画大好きなんですけど
これはこれで
描き方、コンセプトが違って
同じ真実でもこんな見せ方があるのか〜ってなりました。
ブラックコメディ感出しているので
残酷なことがあっても
わりと見やすくなっています。
映画を楽しみながらも、ふと、これは
現実にあったんだって突きつけられる
感覚でした。

ただ好みの問題で個人的に
戦場のピアニストは超えませんでした
(ていうかこれは別物だから比べる対象じゃないかもしれませんね)

1月から良作ばかりでどきどきしてます
余韻に浸ります〜
lily0x0

lily0x0