いんそむにあ

ジョジョ・ラビットのいんそむにあのネタバレレビュー・内容・結末

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

第二次世界対戦末期のドイツ。10歳の男の子ジョジョはナチズムに憧れているがキャンプで大怪我を負ったため前線には行けず支援施設でリハビリとお手伝いをする事になる。母親の事は大好きだけどナチズムに批判的なのでちょっと反抗的な態度をとってしまう。そんな折、屋根裏に…

戦時下だが子供目線で語られるので微笑ましく観ていられる。空想の友達のアドルフは子供っぽくすら感じさせる。

屋根裏のユダヤ系少女との関係がまた良い。最初は何とかやり込めようとするが出し抜かれ悔しがり、婚約者を偽った手紙が彼女を傷つけたと思ったら撤回。
いつの間にか彼女に好意を抱いてしまうあたりやっぱり10歳の男の子なのだ。

キャンプと施設でジョジョを見守るキャプテンKがいい。サム・ロックウェルがここでも優しい眼差しをしている。

最後、戦争が終わって少女を解放するジョジョは最初の頃より少しだけ大人びて見える。少女と楽しげに踊るラストは希望に溢れている。