ジョジョ・ラビットのgahのネタバレレビュー・内容・結末

・全体的にウェスアンダーソンぽいですよね。家の内装とか衣装がとても可愛らしいし、少年少女がわちゃわちゃやる感じもそうだし、大人が子供と同等にアホやるとことか。
ただこの映画だと大人の間抜けさがナチスに対する皮肉になっていたり、子供が無邪気に首突っ込んでるのが紛れもなく戦争なわけで。

・ナチスや戦争をコメディータッチに描くのはこれくらいのバランスがギリかなという気がしました。海外だと否の感想も若干あるみたいですが、そのあたりに理由があるのかなと。

・自分に出来ることをやる。これを最後に言ってたのがとても良かった。戦えずに逃げたって良いし、一人一人が出来ることをやるべき、って当たり前だけど今こそ考えないといけないことだろうし。
それは靴紐を結ぶことでもあるし、ダンスをすることなんだとも思います。

・で、最後にダンスしながらボウイのヒーローズですよ。これよ！でリルケの詩で締めるのがホント良い。
ヒーローズ自体ボウイが「英雄」に対する皮肉としてるのもあるけど、お母さんの「ユダヤ人が1人でも生き残れば勝ちよ」って言ってたのと、ボーイミーツガールな意味も含めて、100点の選曲。

・余談。寝る前にウインクの仕方教えるとこ、自分が小さいころウインク出来なくて、親にケラケラ笑われたの思い出してウルっとしてしまった。