ジョジョ・ラビットのshokenのネタバレレビュー・内容・結末

自分が木に投げたナイフが跳ね返って、他の子どもの脚に刺さったのに、口元を押さえてそっぽを向くヨーキーが可笑しかった。

広場で主人公が立ち上がるのに合わせて母の靴が映りこむシーンが印象的だった。残酷なシーンだけど、少し美しくもあった。

どんな環境でも、その環境に染まる人もいれば抗おうとする人もいるけど、当時のドイツの人々もそうだったのかなと思った。

ユダヤ人に対する偏見が描かれていたけど、偏見を持っている側がこんなにも愚かで滑稽に見えるのは面白いと感じた。

あの当時のことをコミカルに描けるのは、そういう時代になったのもあると思うが、作品全体を通してのバランスだったり、監督の手腕も多分にあると思った。