実家にて、オカンと。
昨年、凄く楽しみにしていた本作。
遂にレンタルで観るwithオカン。
なる程、評価されるのも納得の一作だった。
キーワードは「靴ひも」。
相変わらず、スカーレット・ヨハンソン、サム・ロックウェルはいい仕事をする。眼鏡太っちょのヨーキーの可愛さも半端ない。
終盤のサム・ロックウェルの格好の良さにも痺れるし、ハイルヒトラー何回言うねんのボケも笑える。
要所要所に見所があり、そりゃ評価も高い筈だよ、と思うが、星4つかといえば、4つはないかなぁというところ。
何だろう、いい作品なのは間違いないのだが、戦争(ホロコースト)をネタに笑えないというか、ヒトラーに心酔する少年に感情移入しきれない。
しかし、映画作品としての完成度は高いとは、思う。星は3つだが、3.8くらいはある。
あと、若かりし頃、オカンは気に入った詩をノートに書き写していたという過去よ。リルケも知ってたみたい。
すべてを経験せよ
美も恐怖も
生き続けよ
絶望が最後ではない
R・M・リルケ