けんぼー

ジョジョ・ラビットのけんぼーのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
4.1
2020年鑑賞34本目。
コミカルでシリアス。妄想と現実。少年目線で描いたナチスドイツ。
MCUの「ソー・ラグナロク」でファンになったタイカ・ワイティティ監督作品。監督本人が主人公であるジョジョの妄想の中のヒトラーをコミカルに演じている。妄想の中のヒトラーと少年のやり取りはコミカルな感じで進んでいくが、周りを取り巻く現実はなかなかシリアスなもの。この妄想のコミカルさと現実のシリアスさの対比が特徴的。
ジョジョ役のローマン君の演技も素晴らしいのだが、なんといってもお母さん役のスカヨハが個人的にMVP(プレイヤーではないけど)。ユーモアで、かつ愛情深く、強いお母さんに心惹かれます。
カメラワークも少年目線をうまく使って表現しており、ある悲しいシーンもその少年目線が活かされていた。
一応第二次大戦という史実をベースにしてはいるが、知識がなくても楽しめるし、感動できる。
タイカ・ワイティティの過去作品も追っていこう。

2020/2/9鑑賞