(劇場公開時に観ていますが、今日テレビでも観たので)
新聞記者は、何回観てもいい。
個人的に天音くんのメジャー作品で一番好き。
たぶん役どころが一番「普通の人」だからかな？(東京怪奇酒に繋がった)
監督もそれを意識してるカメラワーク。
力になってあげたかったり、喜ばれたら嬉しかったり。
こういう難しい作品の緩衝材みたいな役、とても好き。
劇場で何回か観たけど、テレビで観るのは初めて。
(あ、でもネトフリで観たか)
久しぶりに観て、枯れ葉が印象的だったのは変わらないけど(市井の人を表してる感)、落ちる所、落ちた後のシーンが思ったよりも長くて(ビル群がずっと映る)ああ、何も変わらないんだ…というのが改めて刺さった。
この作品は実話ベースな部分は多分にあるけど、個人的には後半を敢えてエンタメに振り切ってるところに意味があると思う。(でもコロナ後に観るとまたちょっと感じ方変わるけど…意図せずリンクしてしまってる)
今観ると、ヤクザと家族に繋がるのがよく分かる。
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(以下は劇場公開時の感想です)
政治とメディアの話だけどそこに生命を重ねているのが絶妙だった…！吉岡が父を回想するシーンで泣き、杉原がこれからの未来を想うシーンで泣き…(一緒に泣いてしまった)遠い世界ではなく現実に起こりうる事。あくまでもフィクションだが受け手ではなく当事者として考えたい。
導入部は玄人向けというか政治に詳しい人向けかも…私はあまり詳しくないので、なんとなくはわかるがややついて行くのが大変だった(展開が早いのもある？)でもメインに入ってからはかなりサスペンスで引き込まれた！ラストは想定通りだけど凄く好き。杉原の言葉読み取れたかな。
松坂桃李くんはほんといい役者さんになったなぁ…ずっと抑えている演技なんだけどそこが凄くいい。でもその抑え目な中で唯一吉岡が見つけたシーン(かな？)で単独で映るシーンが「ザ・松坂桃李」でハッとした…格好よかった！緩急うますぎ。これダブル主演？主演賞行けそう。(追記：実際獲った！)
さて天音くん…めちゃめちゃよかった！まさに良い同僚^^ 出番結構あると見かけてましたがまさに！個人的に北村有起哉さんが好きなので吉岡との3ショットで嬉しさのあまり震えが…(本筋と関係なくすみません) 後これだけは言いたい！チェックシャツ似合いすぎ！^^
ほかにも高橋和也さんや田中哲司さん、役似合いすぎ！長田成哉くんひさびさに見たけど良かった！あとそらのレストランの高橋努さんが結構重要な役なんですが良かったです！
そうそうカメラワーク…！新聞社内は手持ち風(？)の揺れで臨場感が凄く出てて、内調は対照的に音のない感じ。「芝居に寄り添う画と寄り添わない画」凄くわかる！(記事読んで書き忘れてたこと思い出しました)あと上から(俯瞰？)の多用が凄く好き。
観た後でしばらく考えてたんだけど、田中哲司さん演じる多田は冷酷な感じで描かれているけど、最後の電話のシーンが入ることによって、ああ彼もなんだな…と思わせる。結局、人(個人)ではなくて、得体のしれないもの(権力)に翻弄されている…その感じが凄く出ててよかった。
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2回目行ってきました！やっぱり同じところで泣けました…吉岡と神崎の娘さん、そして杉原の生まれたての赤ちゃん…重なりすぎて辛い。この映画は未来へ向かっている、未来の子どもたちのためにある映画だなとあらためて思いました。というか、そうあって欲しい。
(ここからはほぼ余談)新しい発見もありました！天音くんの服は3種類？あと腕まくりしてるのが痺れた…そして不謹慎ながら最後の笑顔に癒されました…
思ったんだけど、この監督さんは他者の視点から人物を浮かび上がらせるのが凄く上手だよね。天音くん目線で申し訳ないけど、同僚に焦点を当てることによって主役の吉岡の気持ちを観客に伝えてる。天音くんもウンギョンさんも凄くいい。ほかのパターンでもそう思った事があった。ほんといい…
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見納めてきました…選挙後のせいもあってかラストが一番泣けた。今までは死と生が泣けたけど(元々弱い)今日は後半ずっと涙…初回は杉原の言葉が気になったが、今は吉岡が気になる。エンドロールの後、鳥のさえずりと微かな子どもの声…未来は委ねられている。
3回新聞記者観たけど今日が一番集中できた(人数は一番多かったけど！)純粋に観たい人が来てるというか、観客の質が高かった。昼時でしたが食事する人も静かに音を立て、エンドロールで席を立つ人は０(さすがに田舎なので拍手はなかったが)テレビと一緒で選挙後に興味を持って観に来られたのかなぁ…
天音くんもしばしスクリーンでは見納め…個人的には上司役の北村有起哉さんが吉岡に忠告したからなというシーンの吉岡を見る倉持(が不透明になってメインに映る)が好き。吉岡の立場を鏡のように表す倉持が本当に良かった。ナイスアシストな役ありがとう！
